ナイロン100℃『東京のSF』
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ/シアターアプル/指定席5300円/2002-12-14 19:00/★★★
出演:大倉孝二、犬山犬子、峯村リエ、みのすけ、三宅弘城、松永玲子、長田奈麻、安澤千草、新谷真弓、廣川三憲、村岡希美、藤田秀世、大山鎬則、喜安浩平、吉増裕士、杉山薫、植木夏十、眼鏡太郎、佐藤竜之慎、中西天外、皆戸麻衣、廻飛雄、柚木幹斗、清水宏、中村まこと、渡辺えり子
「ロンドン→パリ→東京」に引き続いての少年探偵団もの。清水宏演じる明智先生のアナーキーさは健在だったが、ちょっとパワーが落ちていたかもしれない。まあ、それはそういう台本ということだ。渡辺えり子がアメリカ帰りのその名も「アメリカ」という名前で団員の一人として登場する(もちろん少女の服装)。書くことが何でも現実になってしまう売れないSF作家をめぐる物語。いろいろあっていったん世界は破滅するが、パラレルワールド?でのハッピーエンドが待っている。笑いの密度も濃く、遠慮なくブラックだし、最高だった。