『虹を渡る女』

作・演出:岩松了新国立劇場小劇場/A席5250円/1998-05-23 19:00/★★★

出演:岸田今日子、佐藤B作、小須田康人、松本紀保、山口美弥子、小田豊、八代朝子、原正治、千葉哲也、吉添文子

仕事のせいでチケットを無駄にし、2回分料金を払った。20も歳を偽って結婚した妻(岸田今日子)と、その嘘を知りながら、その嘘を含めて女を愛した夫(佐藤B作)。妻の死後、夫の回想という形で、物語は進められる。遠い昔に別れた息子の出現を機に妻の精神は平衡を失っていく。そういう不安定な女性の心を描かせたら、岩松了の右にでるものはいない。