『その朝の朝食』 by ジャック・プレヴェール

彼はコーヒーを
カップに入れた
彼はミルクを
コーヒーカップに入れた
彼は砂糖を
カフェオレの中に入れた
小さなスプーンで
彼はかき混ぜた
彼はカフェオレを飲んだ
そして彼はカップを戻す
わたしに話しかけずに

彼はタバコに
火をつけた
彼は煙で
輪を作った
彼は灰を
灰皿に入れた
わたしに話しかけずに
わたしを見ずに

彼は立ち上がった
彼は
帽子を頭にのせた
彼はレインコートを着た
雨が降っていたから
彼は出発した
雨の中
ひとことも発せず
わたしを見ずに

そしてわたしは
頭を手でかかえていた
そして泣いていた

とてもシンプルなフランス語だったので、ぼくでも訳せた。 (http://www.ph-ludwigsburg.de/html/2b-frnz-s-01/overmann/baf4/prevert/dejeuner.htm)。