演劇弁当猫ニャー『RUNAWAY TO THE VICTORY』 『人形劇 木村の親の大冒険』

作・演出:ブルースカイ他/シアター風姿花伝/自由席2500円/2003-11-01 19:00/★★

出演:久保貫太郎、咲野雅司、ブルースカイ、高木康寿、藻田るりこ、荒井タカシ、細川洋平、乙井順

風姿花伝というはじめての劇場。豪華二本立てで、前半はふつうのスタイルの演劇、後半はなんと人形劇だった。

前半の演劇は、ブルースカイだけでなく猫ニャーという劇団名が作・演出にクレジットされていたが、そのせいかどうか、ちょっと凡庸に感じた。アンドロイドと戦う人間側の軍隊の話で、第二機動隊の任務はクリーニングという設定は結構いけてるし、物語としても破綻せずちゃんとつながっていたのだが、ギャグの爆発度という点では弱かった。反面、後半の人形劇は、人形劇という演劇以上にきびしい制約を逆手にとった演出はおもしろかったし、ギャグもブラックでよかった。「木村の親の大冒険」というのもタイトルだけで笑える(ぼくだけかもしれないが)。