シス・カンパニーとケラリーノ・サンドロヴィッチによるチェーホフ4大戯曲上演もいよいよ4作目。ぼくは最初の『かもめ』以外の3作をみたことになる。もともと『桜の園』は2020年4月に上演するはずがコロナのせいで中止になりようやくキャストをいれかえて上演することになったのだ。 ...
今気づいたが、24番地というのは渋谷区道玄坂2丁目24番地、シアターコクーンの住所だった。 チェーホフ『桜の園』の変奏だが、原作のとの離れ方が予想と違った。予想では、原作の設定だけ残して人物や時代、場所設定を変えた翻案をやるのかと思っていた。実際は、人物、時代、場所は変えず、原作をサンプリングしたダイジェストをやりつつ、そこにオリジナルの寸劇を挟み込むという不思議な展開。『桜の園』を題材にして脇の登場人物を演じるキャストにも見せ場を作ったバラエティーショーといったところか。 ...
チェーホフの四大戯曲のうちの三番目。テレビで舞台映像をみたり、戯曲を読んではいたが、直接舞台をみるのは初めてだ。 悲劇ではなくむしろ喜劇なんだけど、主要な登場人物はほぼ例外なく絶望する。これほど絶望濃度が高い芝居もめずらしいのではないか。特にワーニャは、自分を含めて家族全員で献身してきた教授(ワーニャの亡き妹の夫にあたる)が退職とともに実は何の価値もなかったということに気がついてしまい、それによって自分の若い日の可能性が費やされてしまったことを深く嘆いていて、それは教授への怒りという形をとっている。この状況に煽りをかけているのが教授の若い後妻エレーナの存在だ。彼女の美貌にひきつけられて周囲の人間は働く意欲をなくし、希望と絶望がかき混ぜられる。今回みてわかったがエレーナ(宮沢りえが演じている)はけっこう内面をもった人間として描かれている。彼女もまた絶望に苛まれているのだ。 ...
チェーホフの戯曲の中でも三人姉妹はとりわけなじみ深い作品だ。とにかく上演機会が多いし、登場人物が魅力的だったり、ストーリーに明暗の陰影がわかりやすくきいてるので、印象に強く残る。ぼくも原作を読んでいることもあって強い既視感があったのだが、実際舞台でみたのは2002年の岩松了演出版と2008年の地点版の2回で、後者はかなりデフォルメされている演出だった。今回観てみて細部をほとんど忘れていることに驚かされた。忘却万歳! ...
作:アントン・チェーホフ(神西清訳)、演出:三浦基/吉祥寺シアター/指定席(『三人姉妹』との)セット券6500円/2008-10-18 19:30/★★ ...
作:アントン・チェーホフ(神西清訳)、演出:三浦基/吉祥寺シアター/指定席(『桜の園』との)セット券6500円/2008-10-11 19:30/★★★ ...
作:チェーホフ、演出:岩松了/シアターコクーン/S席7000円/2001-10-20 19:00?/★★★★ 出演:田口浩正、広岡由里子、杉嶋美智子、室井滋、緒川たまき、朝比奈尚行、國村隼、手塚とおる、清田正浩、吉見一豊、渋谷拓生、松崎剛也、岩松了、神津はづき ...
作:チェーホフ、演出:岩松了/シアターコクーン/A席5500円/1999-10-09 19:00?/★★ 出演:樋口可南子、岡本健一、串田和美、干ほさち、有川博、伊佐山ひろ子、岩松了、田口浩正、吉見一豊、吉添文子、松下泰知、玉置孝匡、山崎絵里 ...