ウニョウニョ

Q

マウスで文書の一部を選択することがありますが、 これはなんと表現するのが正しいのでしょうか? ちなみに私はウニョラーなので、

「うにょうにょ~って選択して、、、」 などと言うのですが、これが世界的に通用するのかどうか 教えてください。 (ハリー・ポッターさんからの質問)

A

ぼくはヌルヌル派です。「ヌルヌルポン」そうつぶやくとなんだか元気が出てきます。

他に、「ガラガラペッ」とか「サラサラスー」という人もいるようです。

実際に「ヌルヌル」とか「ウニョウニョ」などの音が聞こえたら仕事にならないので、これらは擬音語ではなく擬態語―視覚・触覚など聴覚以外の感覚印象をことばで表現した語(広辞苑第五版)―というくくりに入る言葉だと思います。

擬音語はともかくとして、擬態語はヨーロッパ系の言語や中国語ではほとんど使われないとのこと。擬音語と擬態語をあわせてオノマトペといいますが、森本哲郎著『日本語表と裏』によれば「

だが、こうした多彩なオノマトペは、同質社会でこそ微妙な伝達の機能を発揮できるが、異質な風土、異質な文化のなかに住む人にはさっぱり通じない。なぜなら、擬声語、擬態語というのは、あくまで感覚的な言語であって、言語の重要な性格である抽象性をもたないからだ。」と書かれています。したがって、世界的には通用しないと考えた方がよさそうです。

ところで、スワヒリ語をはじめとするアフリカ系の言語はオノマトペの宝庫だという話を聞いたりします。ここはぜひとも、ニカウさんにマウスを操作してもらって、その感覚を言葉に表してもらいたいものです。