クッキーとビスケットとサブレ
Q
クッキーとビスケットとサブレの違いって何でしょう?時々疑問に思っています。(Rekoさんからの質問)
A
まずはサブレから片付けましょう。広辞苑第五版によると「(フランスの町の名から)
小麦粉・バター・卵黄・砂糖などを混ぜて焼いた、さくっとした口当りのクッキー」。語源はフランスの町の名ということになっていますが、“sablé“はフランス語の形容詞で、砂をまかれた、とか、さくさくとした歯ごたえの、という意味があります。語源は、町の名ではなく、さくさくの方なのではないかという気がしてしょうがないです。広辞苑の記述は信用できるのか疑問。いずれにせよポイントは歯ごたえで「さくさくしたクッキー」をサブレというようです。
次にクッキーとビスケットとの違い。こちらはいろいろな説があります。
- 糖分・脂肪分と外観
- (社)全国ビスケット協会によれば、ビスケットのうち、手作り風の外観で、糖分と脂肪分の合計が40%以上のものをクッキーと呼ぶそうです。
- 型抜き
- 型抜きをしたものをビスケット。絞り出しなどで作られたものをクッキーというそうです。考えてみると、これは上記の定義から外観の部分だけを抜き出したものですね。
- 同じ物
- 同じ物を英語ではbiscuit、米語ではcookieと呼ぶ。
- ビスケットは総称
- クッキー(甘いやつ)とクラッカー(甘くないやつ)の総称がビスケット。
まあ、日本では一番最初の「糖分・脂肪分と外観」のちがいでいいのではないでしょうか。