どしゃぶり
Q
どしゃぶりのどしゃって何でしょう?あともう一つ、英語でどしゃぶりのことを"It rains cats and dogs.“というようですが、何で犬と猫なんですか?
A
和洋折衷の質問です。まず和の方から料理しましょう。どしゃぶりは漢字で書くと「土砂降り」。辞書を見ても特に説明は載っていませんでした。大雨が降ると土砂が流されるということはありますが、どうも納得いきません。角川書店の浅野鶴子編『擬音語・擬態語辞典』によれば「どしゃどしゃ」という擬音語は「激しく、地面をたたくように雨が降る音。また、そのようす。水の落ちる音にも使う」そうです。何となく、「どしゃどしゃ」から「どしゃぶり」という言葉ができたような気がしますが、逆に「どしゃぶり」から「どしゃどしゃ」がうまれた可能性もあります。ちょっと、まだはっきりしません。
次に洋の方の"cats and dogs”。いくつか説があるようです。まずは、北欧神話で猫は雨を表し、犬は風を表していたという説。次に、ギリシャ語で瀧という意味の"catadupe"から来たという説。さらに、ラテン語で「経験に反する」という意味の"cata doxas"から来ているという説があるそうです。