日本総合悲劇協会『ふくすけ』

作・演出:松尾スズキ/世田谷パブリックシアター/指4300円/1998-12-25 19:00/無星

出演:片桐はいり、綾田俊樹、阿部サダヲ、銀粉蝶、宍戸美和公、伊勢志摩、宮藤官九郎、美加理、皆川猿時、山本密、松尾スズキ、犬山犬子、池津祥子、猫背椿、村杉蝉之介、斎藤拓、今井廷明、木村卓矢、新谷眞木、福田陽一、青砥美香、井内美和子、石原雅子、伊藤尚美、小笠原章洋、小川富美子、川勝京子、斉藤久実子、佐々木大介、釋文江、白石高大、鈴木朗之、田村るみ、東−ひとみ、戸田光栄、鳥海愛子、中田葉子、野添征爾、萩尾麻由、林岳人、樋口徳子、深澤麻子、本谷有希子、レシャードマユ

まず一言文句をいわなければならないのが、ぼくのすぐそばで舞台を撮影していたカメラマンだ。インカムのボリュームを何でそんなにあげる必要があるんだ。耳元で絶えず、蚊の飛ぶような音が聞こえるので不快この上なかった。内容も、何というか、ぼくのスタイルではない。汚いものをさらに汚く見せようとしたり、醜いものをさらに醜く描いたり。ストーリーの流れがよくできているのは認めるが、こういうのは生理的にだめだ。この日を境にぼくはひどい風邪をひき、長い闘病生活に入った。