キーボードショートカット ---- はじめての MacBook (4)
数えたわけでないので単なる印象だがMac OS X のキーボードショートカットは Windows に比べて多いような気がする。たいていの操作にはキーボードショートカットが割り当てられているのではないだろうか。Mac はもともと補助キーがひとつ多いのがその理由かもしれない。Shift キー、Control キー、Option キー(Alt キー)に加えて、Command キーがある。Windows 系のキーボードにも最近は Windows キーがサポートされるようになってきたが、まだまだ活用のされ方が足りない。
Mac はこれらのショートカットをOS標準の機能でフルフルにカスタマイズ可能なのがうれしい。しかし、それをもってしても実現できなかったのが、US キーボードでワンキーでかな入力と英字入力を切り替えるという野望で、それなら日本語キーボードを選択しておけばよかったじゃないかという非難を無視しながら、いろいろ調べてみたが、少なくとも標準の機能ではできないということまではわかった。結局たどりついたのが KeyRemap4MacBook というフリーソフトウェアだ。OS の深部に手を入れるようなソフトウェアなので安定性が気になったが、サポートが迅速そうだったし、ソースコードが公開されているということで安心できた。インストールしてかなりたつが一度も問題は発生していない。標準で用意されている242種類のリマップの中にはぼくが必要とする日本語入力関係のものもいくつかあって、いろいろ試した結果、今はスペースバーの右のコマンドキーを日本語/英語の切り替えに使っている。かなり使いやすくなった。
さてこれでもともと日本語と英語の切り替え(正確には「前の入力ソースを選択」)に使われていた Command+Space があいたので、もともと Control+Space にわりあてられていた、Spotlight 検索を Command+Space にわりあてて、玉突き的に Control+Space が空いた。このキーは emacs や eclipse 等複数の開発ツール系のソフトウェアで重要な役割(emacs では set-marker-command、eciipse ではソースコードの補完)をになっているので、多数決で Spotlight の方にどいてもらうことにしたのだ。
Spotlight は Spotlight でようやく使い方がわかってきた。見つからないファイルを探すためのものという先入観があったが、それだけでなくキーボード駆動のコマンドランチャーとしても使えるのだ。