矢野顕子まで3m
矢野顕子のコンサートは何度かいっているが、ライブハウスははじめてだ。矢野顕子のほか、ドラムスのクリフ・アーモンド、ベースのアンソニー・ジャクソンという珠玉のトリオ。はじめていった矢野顕子のコンサートもこのトリオだった。結成10周年といっていたので、おそらくちょうど結成したばかりということになる。
仕事を終えた後、南青山にあるブルーノート東京にたどりつき、慣れないシステムにどきまぎするが、どうにか会場に潜り込むことに成功した。
案内されたのは矢野顕子が演奏している場所のほんとうにすぐそばの席だった。見えたのはほとんど背中だけだったけど、そのエネルギーを身近に感られたのだった。正面からみることができる席に座っていた若い女性は、目をらんらんに見開いて、ほんとうに楽しそうな表情で身体全体でリズムをとっていた。そんな表情を見ていると、こちらにもその感激が伝わってくる。ギネスをすすりながら、演奏に酔うことができた。
アンコール含めて1時間15分くらいなので、時間は短いが、その分濃密だった。コンサートホールもいいけどライブハウスもいいな。
わけてもらったエネルギーを燃料に渋谷まで軽快に歩いた。