2003年3月2日 柴田敏隆『カラスの早起き、スズメの寝坊―文化鳥類学のおもしろさ』 少年時代に昆虫に興味をもったことをのぞいて生き物に興味をもったことはほとんどない。昆虫のときは、彼らにとっては迷惑な話で、ちょっとした虐殺行為をやったりした。 今なぜ鳥かというと、同じ街に棲む仲間だと思えるからだ。散歩していると、さまざまな鳥を見かける。その名前や習性を知りたくなってしまう。 この本もそういう好奇心を満足させてくれる本で、身近な鳥たちのさまざまな習性を面白おかしく書いてある。ある意味それは人間の目から見た勝手な面白さに過ぎないのだけれど、とにかく楽しめた。 ★★