読み始める前は全く意識してなかったが、もうすぐ終戦記念日。いいタイミングで読むことができた。 『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』と同じく中高校生に対して行った講義をまとめた本。『それでも』は、明治維新以来日本が関わった4つの戦争について、その意思決定を取り上げた本だが、今回はその中で最大で最悪の戦争、太平洋戦争(前哨戦の日中戦争を含む)に絞って、そこに至るまでに引き返せたかもしれない3つのターニングポイントの交渉における意思決定を扱っている。その3つとは、リットン報告書への対応、三国同盟締結、日米交渉だ。 リットン報告書は1931年の満州事変から翌年の満州国建国という事態を受けて国際連盟の調査団が作成した報告書。かなり日本の状況に配慮した内容だったにもかかわらず、日本は報告書を受け入れず国際連盟脱退を決断する。 ...
刊行されたのはもう2年近く前だけど、東日本大震災と原発事故のコンボで第二の敗戦なんていう向きがある昨今、なかなかタイムリーな本だった。 ...