SFの古典的名作。もちろん再読だ。この間新訳が出たが次読むときは英語でと決めていた。SFでこみいった文学的表現がないから読みやすいかと思ったが俗語のオンパレード。かなり手こずらされた。 ...
分厚い。並の文庫本の優に3冊分はある。 火星調査団の一行が全滅して火星に取り残された乳児が火星人に育てられる。25年後、成長したその乳児ヴァレンタイン・マイケル・スミスは地球に帰還する。彼は沢山の遺産を相続していたが、地球の重力と習慣に馴染めず一見して精神的、身体的退行の状態にあった。しかし実は彼は火星で超人的な能力を身につけていたのだった。自由に人や物を消せる。自己治癒。テレパシー。いわゆる超能力のオンパレードだが、火星人にとっては当たり前の能力なのだ。成長した火星人は肉体が死を迎えても(分裂と呼ばれる)、長老という霊的な存在ではあるが普通に目に見え、生き続ける。その時の肉体は仲間に食べてもらうのが喜びとされている。マイケルもその考え方を全面的に受け入れている。 ...