奥様は魔女FAQ

昔なつかしいTVシリーズ「奥様は魔女」に関するFAQを集めてみました。

Q

いつごろ放映されていたの?

A

アメリカでは1964年から1972年まで放映されていました。最初はモノクロで第3シーズンから完全にカラーになったようです。

Q

「奥様は魔女」の原題は?

A

“Bewitched"です。意味は「魅せられる」ということですが、魔女の"witch"が引っかかっています。

Q

サマンサ役の女優のプロフィールは?

A

名前はエリザベス・モンゴメリーで、1933年にハリウッドで生まれました。従って30代の大部分をサマンサを演じて過ごしたことになります。

番組が終了したあとも主にTVドラマで活躍し、1995年に62歳で亡くなりました。

Q

ダーリンが途中で交代したのはなぜ?

A

初代ダーリンのディック・ヨークは若い頃の事故が原因で背中に持病をもっており、それが悪化したためです。やめる直前はほとんど出張でいないという設定になっていました。2代目ダーリンの名前はディック・サージェント。よく似た感じで、ファースト・ネームまで同じですが、血縁関係は特にないようです。背も2代目の方がずっと高いです。

Q

タバサは双子だったって本当?

A

本当です。最初はエリン・マーフィーとダイアン・マーフィーという双子の姉妹が交互に演じていたそうです。しかし、途中からは、よりサマンサに似ているという理由で主にエリンが演じるようになりました。エリンは今も女優として頑張っているようです。彼女を主演にして「奥様は魔女」をリメークするという噂もありました。ちなみに、タバサの弟のアダムの役も双子の兄弟によって演じられています。

Q

途中からクララおばさんが登場しなくなったのはなぜ?

A

残念なことに、彼女は番組放送途中の1968年に亡くなってしまいました。1888年生まれですから、誕生日を迎えていれば享年80歳ということになります。

Q

第一回と最終回のストーリーをそれぞれ教えてください。

A

第一回は、ダーリンとサマンサの二人が結婚するところからです。まず、自分の娘が人間と結婚することを快く思わないエンドラが式の邪魔をしようとしたり、何も知らないダーリンに自分が魔女だということを告白したり、もう魔法を使わないという約束をしたりと、今後のストーリーの中で使われる約束事が示されます。二人は、ダーリンの元のガールフレンドであるシーラにパーティに招待されます。シーラは何かにつけてサマンサにいやがらせをするので、とうとう我慢できずに魔法で彼女にひとあわふかせてしまいます。家にかえってから、ダーリンはそのことで文句をいいますが、シーラはひどい目にあって当然だということは認めます。

最終回は、ダーリンがサマンサにプレゼントするために買っておいたユニコーンの形のピンに、エンドラが、誰もが真実を話さずにはいられなくなる魔法をかけて大騒ぎになるという話です。やっぱりいつもの回と同じような最終回というのがいいですよね。

Q

この前、『ハムナムトラ』(原題:“The Mummy”)という映画を観ていたらドクターボンベイそっくりな人が出ていました。もしかしてご本人でしょうか?

A

本人です。彼の本名はBernard Fox、1927年生まれです。長らくTVで活躍されていたようですが、最近映画の出演が続き、何と『タイタニック』でも出ているようですね。クールで遊び人なドクターボンベイのキャラクターは最高でした。“From Tripoli to Timbuktu, I beg I plead, I beseech of you , a moment longer do not stay , come to me come to me, Doctor Bombay !!“という呪文を唱えて、彼を呼び出したいものです。

Q

漢方の薬をサマンサが月から持ち帰った砂と勘違いしたダーリンが、それを宇宙局の人に渡してしまって、あとから大騒ぎするというストーリーがありました。結局は、宇宙局ではなくて宇宙薬局という薬屋をやっている人だったというおちでしたが、英語では何といっているのでしょう?

A

「宇宙局」と「宇宙薬局」、ちょっと無理がありますよね。英語では「宇宙局」は"NASA"といっています。「宇宙薬局」の方は、“Nassau”。ナッソー、ニューヨークのStreetの名前です。これだと自然なんですけど、ニューヨークに縁がない人にはわかりませんよね。

Q

サマンサが ダーリンと初めて逢ったエピソードがあったそうですが 本当ですか?また本当なら どのように

すれば観ることが出来ますか?(BBS:HIRO?kunの質問)

A

サマンサとダーリンがバーでぶつかって出会うシーンが、ぼくの記憶の中にも残っています。ただ、確かこれは、エンドラの魔法で、もし二人が出会っていなかったらという仮定の世界に飛ばされたときの話です。正確には、「初めて逢ったエピソード」というのは違いますね。

第4シーズン、127話"IF THEY NEVER MET"がそれです。

「サマンサとダーリンが出会わなかった方がダーリンは幸せだったんじゃないかという、エンドラの挑戦を受けて、サマンサとエンドラは、二人が出会っていないもう一つの世界のダーリンを見にいく。その世界では、ダーリンは地位も高く、収入もずっといい。しかもお金持ちで美人の婚約者シーラともうすぐ結婚することになっている。一見幸福の絶頂のように見えるダーリンだが、シーラのことをほんとうに愛しているのかどうか迷いをかかえていて、そのことをバーのバーテンに話す。それを聞いたサマンサはそのバーに入っていき、偶然を装ってダーリンとぶつかる。ダーリンはサマンサを見たとたん、自分がほんとうに求めている人はその人だと気がつく…」

あとは何といっても記念すべき第1回です。こちらはモノクロ版のはずで見た記憶はないのですが、当然二人の出会いのシーンが描かれているでしょう。

奥様は魔女の全エピソードについてまとめているサイトBewitched Episode Guideがあるので、参考にしてみてください。

あと、観る方法ですが、ソニーピクチャーズエンターテイメントからVTRが発売されています http://www.spe.co.jp/video/sell/index.html。全254エピソードのほんの一部ですが、幸い第1回はVTR化されているようです。

Q

ダーリンはなぜダーリンなのでしょう。彼にはホントの名前があるのでしょうか?気になって仕事が手に付きません・・・・・教えてください。(senkyou’sさん、おかへいさんの質問)

A

ダーリンの名前はダーリン"Darrin Stephens"です。呼びかけの言葉のダーリン"darling"ではなく、名前なんです。“l"と"r"ですので、英語圏の人が混同することはないはずで、わざとまぎわらしい名前にしたわけでもないはずです。

Q

奥様は魔女で、サマンサが鼻をピクピクさせると魔法がかかるという設定が、このドラマを引き立てていたと思うのですが、これはオリジナルな発想だったのでしょうか?

また、彼女は実にうまく鼻先が動いていたのですが、それが選考基準になっていたりしたのでしょうか?ちなみに、自分が動かそうとすると唇までつられてぶちゃいくな動きになりますです^^(ダリさんの質問)

A

まず、二番目の質問の選考基準になったのか、という方から答えると、“No"です。サマンサ役のエリザベス・モンゴメリーは監督・製作のウィリアム・アッシャーの妻だったんです(のちに離婚)。1963年に結婚したそうなので、ショーのはじまった1964年には新婚ほやほやでした。

次に、このアイディアのオリジナルですが、あの鼻の動作は彼女自身知らなかった無意識の癖で、それに気づいたウィリアム・アッシャーがショーの中に取り入れたそうです。

なお、英語ではあの動作を"twitch"というそうです。“witch"と韻を踏んでます。

Fun Facts About Bill and Lizを参考にしました。ついでにもう一つ、サマンサが"twitch"するときの音を集めた面白いページを紹介しましょう。

Sounds of the Twitch