助六

Q

会社の近くのコンビニで助六寿司というのを見つけました。おいなりと太巻きが入っています。なんで助六なんですか?

A

S.Yさんより答を教えてもらった。

助六とは歌舞伎の『助六所縁江戸桜』の通称で、広辞苑第五版によれば以下のようなあらすじだ。

「花川戸助六、実は曾我の五郎が名刀友切丸詮議のため吉原に出入、愛人三浦屋の揚巻に横恋慕する髯ひげの意休に喧嘩をしかけ、ついに意休から刀を奪いかえす。」

助六の愛人の名前は揚巻、つまり「揚げ」と「巻き」。それで、油揚げにくるまれたおいなりと、太巻きが入っている寿司は「助六」と呼ばれているそうだ。江戸っ子らしい洒落っ気が感じられて、いいネーミングだ。