にっちもさっちも
Q
「にっちもさっちもいかない」といいますが、語源はなんでしょう?売れない双子のデュオかなんかですか。
A
もとはソロバン用語だそうです。珠算には割り算の九九があって、「二進一十」というのは「2÷2=1」を意味し、「三進一十」は「3÷3=1」を意味していたようです(なぜそんなふうにいうのか珠算を知らないぼくにはさっぱりわかりません)。両方ともぴったり割り切れるところから、「二進も三進もいかない」というのは、逆にやりくりがうまくいかないことをさしていました。そこから音が変化して「にっちもさっちもいかない」になり、意味が広がって「窮地に追い込まれる」というような場合にも使われるようになったそうです。