ハイヨー、シルバー
Q
今日ふと思ったのですが、いずれ馬に乗る日がやってきたときに、どうも「はいよーシルバー」と言ってしまいそうな気がするのです。知人に問うてみたところ、彼自身も「おそらく言ってしまうだろう」とのこと。この「はいよーシルバー」って、どこから来たものなんでしょうか。(kcidさんからの質問)
A
テレビの黎明期といっていいような時代に放映されていた米国製のドラマ『ローン・レンジャー』(原題"The Lone Ranger")からきているようです。舞台は西部、なぜか目の周りにマスクをつけている主人公ローン・レンジャーが仲間のインディアン(この時代にしては政治的な正しさにびっくり!)トントとともに、悪をこらしめてまわるというストーリーです。DVDにもなっています。
ローン・レンジャーの愛馬の名前がシルバーで、彼が出発するときにシルバーに呼びかける「ハイヨー、シルバー」は一種の決め台詞のようになっていたようです。
ちなみに英語でも"Hi-yo Silver, away!“で、“hi-yo"で検索すると上位にあらわれるのは『ローン・レンジャー』関連ばかりだったりします。
ところで、日本語で馬にのるときの掛け声としては「はいどう」が一般的で、何となく「ハイヨー」に似ていると思うのですが、「はい」が馬を進めるときの掛け声、「どう」が制止するときの掛け声なので、同時にいわれると馬は混乱して、振り落とされてしまうかもしれません。いずれ馬に乗るときはいい間違えないように気をつけてください。
参考: