拙者ムニエル『フューチャー・オア・ノー・フューチャー』
作、演出:村上大樹/シアター・トップス/指3500円/2005-10-08 19:00/★★
出演:村上大樹、町田カナ、加藤啓、千代田信一、伊藤修子、成田さほ子、山岸拓生、寺部智英、石川ユリコ、原金太郎、永山盛平
広い舞台の上に派手な舞台装置を置いてあちこち動き回るのが売りのひとつだったと思うけど、今回は狭い思い切り装飾を排したある意味安上がりな舞台だった。
ウンコから自分の分身が2人できあがる。1人が前向きな人生を追求するフューチャー、もう1人が破滅型のノー・フューチャー。というシチュエーションはとてもいいのだが、中だるみが波のように押し寄せてきてだれてしまう。「はい、今中だるみ」と笛を吹いて教えてあげたいくらいだった。繰り返しで笑わせるギャグも律儀に3回ずつくりかえさなくてもいいのにと思ってしまう。
総合的には、ふつうにおもしろかったけど、この劇団の場合はそれは誉め言葉にならない。