Zeitgeist2003
Googleではほぼ毎月、その月多く検索されたキーワードや人名をZeitgeist(「時代精神」という意味)と題して公開している。その2003年全体のまとめが公開されているようだ。
2003 Year-End Google Zeitgeist
日本での人気キーワードをみてみると、1位「ガンダム」、2位「阪神タイガース」、3位「マトリックス」、4位「トリビアの泉」、5位「パナウェーブ研究所」と、時代精神というにはあまりに偏っていて表層的過ぎるけど、1位以外は2003年の出来事や流行を反映しているとは思う(「ガンダム」はよくわからない)。ちなみに、2002年の結果はこれよりはるかにひどくて、1位「2ch」、2位「壁紙」、3位「地図」、4位「翻訳」、5位「着メロ」と、もっぱら実用本位で普通名詞ばかりが並ぶという展開だった。
人名の1位は、男性が「ベッカム」、女性が「小倉優子」という結果だった。名前はよくきくけどどんな人かわからない場合に検索するケースが相当数あることを考えると、必ずしも人気があることを示すわけではないような気がする。女性の方はきれいどころがそろっているだけなのだけど、男性の方の順位はかなりバラエティに富んでいて、3位「重野哲之」は若手の競輪選手らしい人がヒットするのだが、もしこの人だとするとなぜこんな上位にくるのかギャンブル全般に疎いぼくには皆目見当がつかない。5位「加藤大治郎」と6位「古尾谷雅人」は不幸な亡くなり方をしたことでランクイン。8位は某少年犯罪の少年Aの本名らしい。10位は西部警察の撮影で事故を起こした俳優。なんかダークなランキングだ。