今年一番読んだ本の作者をあげるとすれば、まちがいなくこのクリストファー・プリーストだ。なにせ本作品を含めて4作品を読破している。 ...
プリーストのおかげで物語の中に入り込むように読む楽しさを再発見中。文庫で500ページ以上あるにもかかわらず一気に読んでしまった。 ...
成人したばかりの主人公ヘルワード・マンがギルドに入会する儀式のシーンからはじまる。儀式のなかで彼は秘密を決してギルドの外にもらさないことを誓わされる。ヘルワードは見習員としてさまざまなギルドの経験を積む。その仕事は多岐に渡るが、すべてはただひとつのこと、彼らが住む都市を南から北へと移動させ続けることを目的としている。南は過去、北は未来と呼ばれ、時間単位は都市が動いたマイル数であらわされる。1マイル=10日だ。 ...
舞台となる夢幻諸島(The Dream Archipelago)の位置条件は地球上のそれと矛盾するので、地球外の惑星なのかとも思うが、文花や文明の到達度は、インターネットやスマフォ隆盛の現代のわれわれと極めて近い。あり得べき異世界と考えればいいのかもしれない。 ...