定冠詞をつけて『ザ・知識』と題された本。仮に今の文明世界が何らかの理由で滅亡して科学技術が失われた場合、一から復旧させるために必要な知識をまとめている。 (『この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた 』というタイトルで邦訳され文庫化もされているのだが、なぜ英語版を読んだかというと、...
SFの古典的名作。もちろん再読だ。この間新訳が出たが次読むときは英語でと決めていた。SFでこみいった文学的表現がないから読みやすいかと思ったが俗語のオンパレード。かなり手こずらされた。 あらためて読んでみると猫のピートのかわいらしさが胸をうつ。猫飼ったことはないからどこまで正確かわ...
Microsoftが著名なSF作家を研究所に招いて最新のテクノロジーを見学してもらい、それから着想を得て書かれた作品を一冊にまとめたアンソロジー。電子書籍で無料で配布されている。収録されているのは9編(うち1編はグラフィックノヴェル)。 The Hobbitを読み終えた余勢を駆って古臭い...
ようやく読み終えた。 学生時代『指輪物語』を読んだ直後に読もうと思ったはずが、どうせ読むなら英語で、といらない欲をかいたおかげでそれから数十年、一度買ったペーパーバックをなくして今のが2冊目、その間に映画化もされてしまった(パート1だけみた)。 てっきり子供向けの本だから簡単だろうと...
読もうと思った直接のきっかけはこの前DVDでみて感動した映画 “Synecdoche, New York” の中で主人公 Caden がこの作品を演出するシーンがでてきたりもして、演劇好きとしてこの古典的な作品の内容を把握しておいた方がいいと思ったからだ。もちろん最初は日本語で読もうと思っていた。英語版を選んだのは、戯曲でセリフが中...
英語のペーパーバックを読み通したのは村上春樹の短編の英訳版に続いてこれが2冊目。読みやすいかと思ったけど、いきいきした俗語表現の意味をとるのにてこずった。 5作品からなる短編集。どれも音楽がテーマに関わっていて、1作をのぞいてはミュージシャンが主人公だ。 ヴェニスが舞台で、ベルリンの...
われながら、村上春樹を英語で読もうなんて、かなり倒錯していると思う。もともと英語の勉強6割、読書の楽しみ4割くらいのつもりで読み始めたのだ。 まず、英語の勉強についていえば、かなり効果はあったんじゃないか。英語圏の小説だと、言葉以前に習慣の違いで理解できないことがあったりするが、こ...