臨死体験(NDE)をテーマにした小説。 睡眠を取るのも忘れて、何夜も朝方まで読みふけってしまった。電子書籍だったので本の厚さはわからないが、文庫だと上下巻あわせて1000ページ以上あるはずだ。 ...
文庫になる前、ハードカヴァーの本書をみつけて、読みたいとずっと思っていたのだが、消費税をいれるとほぼ3000円という価格に躊躇するうちに時間がたって、やがて、そろそろ文庫化されるんじゃないかという観測が首をもたげてきて、見送り続けてきたが、ここにきて文庫化されようやく根比べが終わった。しかし、考えてみれば、上下間あわせて2000円弱なので、別にハードカヴァー買ってもよかったのかもしれない。 ...
アメリカの女性SF作家コニー・ウィリスの12編からなる短編集。 冒頭の『見張り』には長編『ドゥームズデイ・ブック』のキヴリンやダンワージィ先生が登場している。『ドゥームズデイ・ブック』は大学の実習でペスト禍のまっただなかの中世にタイムスリップする話だったが、こちらは第二次大戦のロンドン大空襲。長さが短い分だけ悲惨さもパワーダウンしていて安心した。てっきり、こちらが後発かと思ったが、実は『ドゥームズデイ・ブック』の10年前の作品だった。そのころから『ドゥームズデイ・ブック』の構想を温めていたことになる。 ライトなコメディーからシリアスな終末もの、フェミニズム的なテーマを扱ったものまで、多種多様。SF的なセンス・オブ・ワンダーが前面に出てくるタイプではないので、短編より長編向きの小説家のような気がした。 ...
美人女子学生が14世紀のイギリスにタイムトラベルする話だというから、少女漫画的なほんわかSFを想像していたのだけど、それはあまりに大きな勘違いだった。 ...